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PONOブログ

‘健康’

スタイル

   2019年11月27日

 

施術を受けて頂いて身体のバランスが整うと、ズボンが緩くなったと言われる方もおられます。
ウエストのサイズに関係するのは、お腹周りの脂肪だけではありません。
身体の中では、呼吸に合わせて、骨盤や肋骨は形を変えています。
骨格のバランスが姿勢として表れ、体型に影響しています。

肋骨に手を当ててみて、息を吸ったとき、肋骨はどのように動いているかチェックしてみましょう。
広がっているでしょうか、締まっているでしょうか。
さらに、一つ実験をしてみます。
肋骨を広げながら息を吸うのと、締めながら吸うのとでは、どちらの方が呼吸が入りやすいでしょうか?
実は、両方とも呼吸は通りにくくなります。
肋骨を意図的に動かそうとすると、表層の筋が緊張して呼吸は妨げられます。
呼吸筋は骨盤や肋骨の内側の深い場所にあります。
深く呼吸が通るとき、骨盤や肋骨は自然に引き締まったり弛んだりします。
大切なのは、締めることも広げることも、どちらも自由に出来るようしておくことです。
深い呼吸は、内臓の働きを高め、代謝も向上させます。
身体のバランスを整え、内側から美しいスタイルを目指しましょう。


寒天好きの隠し通路
進入シャイン
東洋医学の視点を交えながら、姿勢について書いた記事です。
興味を持たれた方は、こちらもお読みください。




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楽器

   2019年11月22日

 

身体を真横から見てみると、バランスには法則性があります。
足部は踵が丸く、膝は前が丸く、股関節は後ろ側のお尻が丸くなります。
背骨は、腰で前に、背中で後ろに、首で前にカーブします。
全体として、ゆるやかな波を描きながら、頭に近付くのに連れて振れ幅が小さくなって行きます。
それは、呼吸の通りそのものです。

深く息を吸ったり吐いたりするとき、その流れが単調な直線ではないことに気付きます。
波のようなリズムや抑揚があり、それが細く小さくなって収束していきます。
楽器の形が演奏したときの音を表すように、身体のバランスが呼吸の通りを示します。
自然なバランスにあるとき、最も心地良く息が通り、それは動きや気持ちにも反映されます。


寒天好きの隠し通路
多岐昇り
呼吸の通り道について以前に書いた記事です。
もっと読んでみたい!という方はどうぞ。


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掃除機

   2019年11月18日

 

日常生活で不自由な動作を尋ねると、掃除機や洗い物など前屈みの姿勢が辛いという方が多くおられます。
掃除機のノズルは、腕だけで無く、肩でも、背中でも、腰でも、脚でも動かせます。
問題は、どれが正しいか間違っているかでは無く、知らない間に発想が固定してしまうことにあります。
発想が固まると、身体の動きがパターン化されて、同じ場所ばかりに負担が掛かります。

腕が疲れるときや腰が重たいとき、動いていない場所はどこか、動作をしながら全身に気を配ります。
そして、そこが動くように姿勢を変えて、もっと楽に動ける方法が無いか試してみます。
歩いているとき、腕を振ろうとしなくても自然に腕が揺れます。
これは、四つ足の動物と同じように、人間も腕と脚の動きが体幹を通して連動するために起こります。
どこも止めるところが無ければ、全身は協調して動きます。
これは、どのような動作にも当てはまります。
自由に伸び伸びと動けると、きっと身体を動かすのが楽しくなります。


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成長

   2019年11月13日

 

子供の体の成長を見ていると、その早さに驚かされます。
今まで届かなかった高さまで手が届くようになり、着れなかった服が着れるようになります。
日々、成長して変化しながら、どの時点においても不完全な時はありません。
何も付け加えなくても、元気に育つために必要な力は備わっています。
先に形が決まっているのではなく、身体の要求に応じてバランスが変わっていくのでしょう。

いつの間にか髪の毛や爪が伸びているように、大人になっても、気付かないほど緩やかに変化は続いています。
毎日の積み重ねによって、良くも悪くも身体は変わっていきます。
いくつになっても、その時のベストなバランスを取れているのが健康なのではないかと思います。


寒天好きの隠し通路
興味心身
二年ほど前に、子供の成長を見て書いた記事です。
長男もずいぶん成長しました。


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眠気

   2019年11月09日

 

眠れなくて困る人もいれば、眠くなると困る状況もあります。

眠気が高まってくると、まぶたが重くなり、視界がぼんやりして、集中力が散漫になります。

そんなとき、その逆に向かう方向へ目の使い方を意図的に変えて、脳に働き掛けることも出来ます。

姿勢を正して、まぶたを上げ、黒目の輪郭がはっきりするように、離れた点にしばらく視点を集中します。

そのテンションをキープしたまま物事に取り組んでいると、いつの間にか眠気が消えたりします。

それでも眠くて仕方ないときは…素直に休んだ方が良いですね。

関連記事
『あくびをこらえる』 その2
あくびが出そうなときは、こちらもお試しください。



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睡眠薬

   2019年11月05日

 

70代後半の女性のお客様です。
夜になかなか眠れないため、二十年以上も前から睡眠薬を服用されていました。
最近、薬の量を増やしても寝付けなくなり、どうせ眠れないなら同じだと思って睡眠薬の服用を止められました。
すると、数日は寝られない日が続いたようですが、その後は全く薬を飲まなくても自然に眠れるようになったそうです。
おまけに、悩んでいた 頭のふらつき や 口の渇き といった症状まで改善してきたと喜んでおられました。
そして、今まで何のために睡眠薬を飲んでいたのだろうとも言っておられました。

血圧を下げる薬など、他にも同じような例を聞くことがあります。
不調に対して治療を足すばかりではなく、余分になっているものを引くという考えも、時には大切ですね。

寒天好きの隠し通路
眠肝心
「睡眠」をテーマに書いた記事です。
まだ眠くなければ、こちらもどうぞ。


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   2019年11月01日

 

生活の中で呼吸を観察していると、吸って・吐いての単純な繰り返しでは無いことに気付きます。
息を吸うときには身体に風が吹き込み、吐くと通り抜けて行きます。
それに合わせて身体に活力が満ちたり、弛んでいったりします。
体調や感情が揺れ動いているときには、荒れ模様になります。
緊張が強いと、完全に風が止まってしまっている場合もあります。

吸気と呼気の間には、凪(なぎ)の時間があり、穏やかに風がたなびいています。
動作に合わせて、状況に合わせて、息を吸うことも吐くことも出来ます。
細かい作業をしているとき、呼吸の振れ幅が小さくなるのは、鼻息で紙切れを飛ばさないための配慮だけではありません。
大きく息を吸っているときや吐いているとき、風は一方向に吹き、細かいコントロールが難しくなります。
息を吸って身体の帆を張り、凪いだ海に出るとき、最も集中力が高まり、自由度が増します。
呼吸の多様性を広げることは、きっと日々の活動を後押ししてくれます。

寒天好きの隠し通路
息昇沈
私が呼吸に伴う体感をまとめた記事です。
小難しい内容になっていますが、関心を持たれた方はお読みください。



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スマホ首

   2019年10月29日

 

スマートフォンの普及によって、目の疲れや首肩のトラブルを抱えた方が増えています。
スマホを見る姿勢がどれだけ身体に負担をかけているか、簡単な実験で確かめることが出来ます。
下を向いて座った姿勢と、背筋を伸ばして座った姿勢で、息を吸ったときの違いを比べてみます。
どちらが呼吸が入りやすいでしょうか。
さらに、姿勢を正した状態で、スマホを顔の前に持ってきた場合と、離れたところに置いてある物を見た場合も比較してみましょう。

姿勢や視点でこれほど呼吸に違いが生じることに驚かれた方もおられるかも知れません。
長時間、呼吸が入りにくい状態を続けていて、健康に良いはずはありません。
それは、伸び伸びと育とうとしている植物をずっと窮屈な箱に押し込められているようなものです。
姿勢が傾いてきたり、目の使い方に左右差があると、なおさらバランスは崩れていきます。

姿勢が整っているとき、空気の出入りに合わせて、骨盤が揺れ、背骨を呼吸が通っている感覚が得られます。
そして、深い呼吸の心地良さは全身に広がっていきます。
出来るだけ長時間のスマホの使用は避け、身体が喜ぶ時間を作っていきましょう!

寒天好きの隠し通路
位置遠効果
外を歩く時の視線について以前に書いた記事です。
まだ目が疲れていない方は、読んでみてください。


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アンテナ

   2019年10月24日

 

同じ光景を目にしても、そのまま素通りする人も居れば、それを自分の人生に活かす人も居ます。
画家なら絵のモチーフに、作家なら小説のアイデアに、スポーツ選手なら動作のヒントになったりします。
その人の興味が向いている先に、アンテナが張られているのだと思います。

それと同様に、健康であるためには、自分の身体で起こっている出来事に関心を持つことが大切です。
外界だけではなく、自分の内に向けたアンテナが必要になります。
病気や怪我といったハッキリとした症状だけでなく、小さな変化は日々起こっています。
そうした違いに目を向けることが、大きな災難を予防することに繋がります。

それは、薬や手術に頼らずに過ごしていくために欠かせないのでは無いかと思います。
自分以外に、自分の内で起きている出来事をキャッチできる人は居ませんからね。

寒天好きの隠し通路
身サイン
以前、同じようなテーマで書いた記事です。
興味を持たれた方は、こちらもどうぞ。


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イメージ

   2019年10月21日

 

私たちが何かと関わり合うとき、その間にはイメージが介在します。

重いものを持ち上げようとするとき、それに応じて力が入ります。

柔らかいものに触れようとするとき、それに応じて優しく近付きます。

対象へ抱いているイメージに合わせて、無意識に身体の使い方を対応させています。

イメージの働きが足りていないと、発揮する力に過不足が生じて、身体を傷める原因になります。

反対に、イメージ力を高めることによって、それに合わせて身体をコントロールしたり、周りに反映させることも出来ます。

重いものを持ったときもしなやかに、硬いものを持ったときも柔らかく動けると、身体を固めずに動作を行えます。

取り組んでいる物事に対して明るいイメージを持っているほうが、良い結果が起こりやすいということもあります。

人に対しても、物に対しても、どういったイメージをもって関わっていくかというのは、とても大切ですね。


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