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PONOブログ

‘健康’

『あくびをこらえる』 その4

   2018年07月13日

 

胸の高さまで来たら、肘を前に向けて腕を上げます。
頭の上で両手が合います。

そこから、手を開いて中指の先端を合わせ、伸びられるところまで伸ばします。
先に腕を伸ばしきらずに、お腹や胸と繋げて伸ばしていくことがポイントです。

再度、姿勢をキープしたまま息を吐いて、力を抜きます。
それから、腕をゆっくりと下ろして、孔雀の羽を広げていきましょう。

水平の高さで肩甲骨を寄せると、腕が背中側に引き寄せられて、後方の意識が広がります。

一番下まで下りたら、両手の中指を中央に向けるように更に寄せて、身体をピッと伸ばします。
視線は斜め上を向きます。

自分の身体が繋がった状態を味わったところで、「孔雀のポーズ」は一区切りです。
体幹をそのままにして、手を脚の上に置き、一息つきましょう。

手を胸の前で合わせると、始めの合掌に戻ります。
最初と比べてみると、姿勢が変わっていることを感じられるかも知れません。

何度か行なったら、立ち上がって自分の身体の変化をチェックしてみましょう。

身体が引き締まって、ニッコリ。

以上で、「孔雀のポーズ」の説明は終わりです。

全体の流れをまとめてみましたが、言葉と写真だけでは伝えられる情報に限界があります。
分かりにくい部分がありましたら、直接アドバイスさせて頂きますので、是非ご連絡ください。


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『あくびをこらえる』 その3

   2018年07月06日

 

「孔雀のポーズ」を行なう上で、重要なポイントが3つあります。

呼吸に合わせる
 常に呼吸を止めずに、深い呼吸のペースで動作を行います

身体を伸ばす
 姿勢を正して、身体のたわみが取れるポジションを取ります

脱力して弛める
 力を入れて形を作るのではなく、力を抜くことで生まれる動きを観察します

これらの要素は、先に紹介した「あくびをこらえる」に全て含まれています。
あくびが呼吸と関係していることは言うまでもありません。
体内の弦をピンと張れるポジションが取れて初めて、呼吸の響きを全身に伝えられます。
あくびと共に込み上がってくる緊張も、その後に訪れる弛緩も、普段に力を入れることで行なっている動作とは別物です。
「あくびをこらえる」が出来るかどうかは、「孔雀のポーズ」でこれらの条件を満たせているかを確認する基準にもなります。

それでは、遠くの一点に視点を置き、姿勢を正しましょう。

両手の手の平を合わせて、胸の前で合掌します。

この時、背中を伸ばして、肩甲骨を寄せます。
肘を前に出して、手首は引きます。
手は重みで前に倒して、両手の中央は少し膨らませておきましょう。

両側の肩甲骨を中央に寄せることで手を垂らし、そのまま腕の向きを回転させます。

肩甲骨がいっぱいまで寄り、胸が開きます。

聞き耳を立てているときのように、自然に首が伸びる感覚があれば上出来です。
姿勢をキープしたまま息を吐いて、力を抜きます。

次に、両手を上に上げていきます。


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『あくびをこらえる』 その2

   2018年06月30日

 

眠たいときや疲れているとき、誰でもあくびをします。
大きく息を吸い込むことでいったん緊張が高まり、その後、息を吐く中で弛緩が訪れます。
あくびは、心身の緊張を弛め、脳の活性化を図るために起きる生理作用と言われています。
そこで、あくびをすぐに終わらせずに、こらえることで、更にその効果を引き出してみましょう。
すると、体内の中央を込み上がってくる動きを感じられます。
そのときの「内部の感覚に意識を向ける」ということが、とても大切です。

あくびに限らず、私達は知らず知らずの内に、身体の内部を動かしています。
唾液を飲み込むとき、喉を順に締めています。
排尿や排便を我慢するとき、骨盤底が締まっています。
自分の身体の深い場所に目を向けていくことで、内部の働きを、より自発的にコントロールできるようになります。
体内を締める働きが衰えているとき、呼吸は栓が抜けて分散し、漏れた状態になっています。
そのままでは、呼吸の持つ素晴らしい力を活かすことが出来ません。

呼吸が中央に通ると、軸が生まれて、余分な緊張が抜け、バランスが安定します。
身体が伸びて引き締まり、姿勢が美しくなります。
「姿勢」というのは、見た目だけを指している訳ではありません。
頭蓋骨には脳や眼、肋骨には心臓や肺、骨盤には腸や子宮といった臓器を守るという働きもあります。
骨格のバランスが崩れると、体内の器官の働きも落ち、それらを繋ぐネットワークが乱れます。
また、大勢の人の前で話すなど、普段より緊張する場に立ったとき、自然に姿勢を正しているものです。
身体の張りと共に気持ちも引き締まり、それをキープすることが集中力に直結します。
体内の働きが満ちているからこそ、心身が繋がり、活動の元となる力が湧き上がります。
それは、自分の持つ能力を最大限に活かし、生き生きとした身体を保つ秘訣になります。

よく健康や美容に関する記事で、「アンチエイジング」の話題を目にしますが、私はその言葉があまり好きではありません。
まるで「加齢」が悪いことで、それに逆らうことを勧めるような印象を持ってしまうからです。
歳を取ることは、決して悪いことばかりではありません。
当然、加齢と共に身体の衰えがあり、出来なくなることはあります。
けれど、今まで感じられなかったことが感じられるようになったり、分からなかったことが分かるようになるという正の側面もあると思います。
成長する部分に目を向けず、衰えた部分だけを取り上げるのは、偏った見方であるように感じます。
私は、いくつになっても、その年齢での能力を発揮できれば、その年齢に応じた楽しみがあるのではないかと考えます。
生きている以上、バランスは変化し続けます。
ただ、バランスが中心から外れていく一方だと、歳を重ねるほどに大きな問題が起こってしまいます。
そのような時に、自然の流れに逆らうのではなく、現在のバランスを中央に近付けることで、好循環に変わっていきます。
「あくびをこらえる」は、自分の身体の中央に目を向ける一歩となります。

次回は、動作を加えることで、より積極的に身体を引き締める「孔雀のポーズ」を紹介します。


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『あくびをこらえる』 その1

   2018年06月22日

 

加齢と共に、様々な健康の悩みが起こりやすくなります。
特に多いのは、膝が痛む、腰がつらい、首や肩が凝る、といった訴えです。
けれども、誰もが同じようにそうした不調が生じるかと言えば、必ずしもそうではありません。
同じ年齢でも、元気に趣味を楽しんでいる方もいれば、痛みのためにやりたいことを我慢している方もおられます。
その違いは、一体どこにあるのでしょうか?

仕事柄、多くの方の身体を診せて頂いていますが、要因の一つとして挙げられるのは「中央を締める働き」です。
例えば、仰向きに寝たときに、足先が大きく開いていたり、O脚になっている方が多くおられます。
それは、脚だけの問題ではなく、体幹の内部を締める働きが衰えていることが関係します。
立って姿勢を診せて頂くと、背中が丸くなって、頭が前に出ていることも、よくあります。
背筋(せすじ)を伸ばそうと意識しても、背中の筋肉だけで姿勢をキープし続けることは難しくなります。
身体のバランスが崩れると、ふらついたり、転んだりしやすくなります。
さらに、喉が引っ掛かりやすくなったり、尿が漏れやすくなったりといった、様々な症状が現れます。
最近は、高齢者だけでなく若い世代でも、こうした状態に陥っている方が見受けられます。

締める力を高めるなら、内股や骨盤内の筋肉をトレーニングすれば良いのではないかと思う方もおられるかも知れません。
けれども、一部の筋肉を鍛えることは、全体のバランスを崩し、別の問題を引き起こす原因となります。
私達の身体の中央には、団子の串のように芯が通っています。

それは木のように固い棒ではなく、呼吸と共に、伸びたり縮んだり、締まったり弛んだりする、柔軟性を持った軸です。
頭や肋骨や骨盤の位置が真ん中から外れていれば、中央に芯を通すことは出来ません。
大切なのは、呼吸を通じて、全体のバランスを中央に近付けていくことです。
でも、いきなり身体の中央とか内側とか言われても何のことか分からない、という方がほとんどだと思います。
そうした感覚を養っていくために、「あくびをこらえる」ことが効果的です。


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伸ばすとつる?

   2018年01月24日

 

朝起きて伸びをすると、ふくらはぎがつってしまう、と言う相談を受けることがあります。
動きを見せて頂くと、つま先が倒れてすねの前側だけが伸び、足の後側はむしろ縮んでしまっているケースをよく見かけます。
つまり、頭では伸ばしているつもりでも、からだ全体でみると縮めてしまっていることになります。

自分がイメージしている動作と実際にからだに起こっている動きが一致していないということは、よくあります。
ストレッチやヨガも、緊張させたまま行うと、からだを柔らかくするどころか余計に固くなる場合もあります。
当店では、呼吸と共に弛んで伸びていく状態を体感して頂き、からだを伸び伸びと動かせるお手伝いをさせて頂きます。


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目に見えないもの その3

   2017年08月01日

 

現代医学は科学をベースにして作られ、視覚化や数値化が出来ないものを蔑ろにしてしまっているように感じます。
しかし、身体を診ていく上で本当に大切なものは、そうした科学的に説明できない部分にこそ在るように思います。
どれほど精巧に、人体に似せたアンドロイドが造られたとしても、それは決して人間にはなり得ないように、生命は「形」ではなく、その背景にある「働き」があって初めて成り立つと考えているからです。
表面に表れている「形」だけを診て、薬や手術によってそれを変えてしまうことは、身体に備わった「働き」に悪影響を及ぼす場合もあります。

週に一回、鍼治療をさせて頂いたお客様で、三ヵ月ほどで足の指の関節の変形が改善した方がおられます。
関節を矯正するような施術は何もしていませんが、身体の内の「働き」が高まる方向に向かえば、自然に「形」も整うということを、お客様から学ばせて頂いています。
そして、その方の持つ身体の「働き」をより良い方向に導くには、自分の「働き」によってしか為すことは出来ないことを感じています。

これからも、身体を通して、自然の「働き」を見つめ続けていきたいと思います。


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目に見えないもの その2

   2017年07月30日

 

そうした働きは、手に限ったものではなく、身体のあらゆる場所に見られます。
例えば、眼は「ものを見る」という受動的な役目をする感覚器と考えられていますが、目に見えない情報が出入りする通り道でもあることを学びます。
肺は、「酸素と二酸化炭素のガス交換」という役割だけでなく、呼吸によって身体の様々な働きと深く関わっていることを体感します。
空気の出入りに伴って肺が膨らんだり縮んだりするのと同様の感覚で、呼吸で全身を満たしたり、一箇所に集めたり、目指す経路に通したり出来ることを知ります。
合気道の稽古の中で、そうした身体に備わった働きを存分に発揮できると、自分でも驚くほど大きな力が生まれることを体験します。

東洋医学の経絡には、「肺経」や「大腸経」といったように、内臓と同じ名前が付いています。
正確には、江戸時代に蘭学が伝わった際に、日本語には無かった個々の臓器の名前を、それ以前から使用されていた経絡から転用して翻訳したという歴史があります。
経絡の名前は本来、内臓そのものの「形」を意味するのではなく、その「働き」によって付けられています。
例えば、肺経に滞りがある場合でも、必ずしも肺の実質に問題があるという訳ではなく、関係の深い働きに偏りが生じていると考えられます。
その働きは、肉体のみならず、感情や意識や取り巻く環境など、当人に携わるあらゆる要素を含みます。
いずれかの経絡が滞っていると、円滑な活動を妨げる原因になり、それが様々な症状として現れます。


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目に見えないもの その1

   2017年07月27日

 

現代の科学は、客観的に証明できる研究や実験を積み重ねることで発展してきました。
けれども、科学的な視点を通して見ているのは、世界の一面ではないかと思うことがあります。
私は、合気道や呼吸法の稽古を通して、「形」としては目に見えないものに触れ、その大切さを感じています。
これから数回に分けて、それらの一端を紹介させて頂きたいと思います。

合気道には、相手に自分の手首より上を掴まれた状態で、相手を転ばせる技があります。
握られている自分の腕の力を抜いて、相手から受けた力を返すとき、手に空中を掴むような動きが起こります。
形の上で見ると、実際に相手と接触していない手の動きは関係ないように思えますが、それによって技が効くか否かが左右されます。
技を受ける側の立場では、自分が相手の腕を掴んでいるはずなのに、まるで相手に掴まれているかのような印象を抱きます。
つまり、掴むという行為の本質は、実際に手の中に掴もうとする対象を握っているかという「形」ではなく、その動作に至る「働き」にあると言えます。
稽古を通じて、いくら「形」だけ真似ても、「働き」が伴っていなければ全く力が伝わらないことを、たびたび経験します。


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腰の痛みと猫背

   2017年05月18日

 

60代の女性のお客様です。

腰部に痛みがあり、特に朝起きたときがつらいと言われていました。

背部が丸くなっており、壁に踵を付けて立って頂くと、頭部が壁から大きく離れていました。

仰向けで寝ると、腰の痛みが現れ、高めの枕を入れないと首が反って顎が上がった姿勢になっていました。

猫背になっていることは自覚されており、仕事で座っているときも背中を伸ばすように意識をしたり、家では腹筋や背筋を鍛えるトレーニングをされているとのことでした。

横向きで体幹の緊張を弛めた後、仰向けで背骨の下に半円の枕を入れて、呼吸をして頂いたり、腕や脚の力が抜けるように施術をさせて頂きました。

脱力によって腕が重みで下りてくると、肩甲骨が中央に寄って胸部も開き、頭部の着き方も変わってきました。

無理に背筋を伸ばそうとしなくても、余分な力が抜けると、背中が伸びていくことを実感して頂けたようでした。

最後に、座っている時の脚の着きかたや、呼吸でからだを伸ばす体操などをアドバイスさせて頂きました。

当店では、筋肉を縮めるばかりでなく、伸び伸びと働けるからだを創っていくお手伝いをさせて頂いています。


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医療の在り方 その3

   2017年04月07日

 

偶然とは考えにくいような幸運なタイミングで、偶然が訪れることを経験することがあります。
そんなとき、国でも職場でも特定の誰かでもなく、もっと大きな流れのような、見えない力に助けてもらっているように想います。
そして、そうした偶然の積み重ねや、周りの方々の助けのお陰で、今の自分があることを感じます。

「今」の健康の有り難さを感じ、からだからのサインを聞き逃さないように心掛けていけば、いくつになってもその歳に応じた健康を維持できるのではないかと思っています。
誰に保証してもらった訳でもありませんが、全ての人と同じように、私自身も自然の摂理によって生かされていることを実感しているからです。
それは、世の中がどのように変わっても、自分もそれに応じて生きていけるだろうという安心感にも通じるのではないかと思います。

将来を考えることは必要ですが、先が分からないことを不安と捉えるより愉しみとして、今できることを精一杯するほうが、毎日を楽しく過ごせるのではないかと思います。
そして、からだに不安や悩みを抱えるお客様を健康面からサポートすることで、そのお手伝いをしていきたいと思っています。

現代の医学は、科学技術の導入や遺伝子の研究が進み、ますます自然の摂理から離れる方向に進もうとしています。
それは、多くの不安を生み出し、新しい病を引き起こすのではないかと危惧しています。
お客様の健康に関わる仕事をさせていただく以上、医療のより良い在り方についても考え続けていきたいと思っています。


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