Home » 記事一覧
PONOブログ

2019年6月

三歳になりました

   2019年06月23日

 

今日は、長男の三歳の誕生日でした。

毎日よく遊び、よく寝て、元気に育っています。

最近は、話せる言葉がずいぶん増え、コミュニケーションの幅も広がってきました。


  comment(0)
 

 

中心とは その2

   2019年06月21日

 

私達は、一人で完結しているわけではなく、常に外界や他者との関わり合いの中で生きています。
合気の稽古を通して、いかに他者とぶつからずに関わるかを学びます。
相手に手首を押さえられると手首に、腕を掴まれると腕に、力が入ってしまうことを自覚します。
そして、力で対抗しようとしてもどうしようもない状況を体験し、力を抜くことの大切さを知ります。
相手と接している場所で直接戦わなくても、動ける場所はたくさんあることに気付きます。
身体の表層を押さえ付けられたとしても、深層は自由に動かすことが出来ます。
自分の内面に意識を向け、今まで使えていなかった場所を発見していきます。
そして、余分な動きを減らしていくことで、次第に動作の幅が細くなっていきます。
脚の内側や骨盤の隙間や体幹の中央を力が通り、中心の動きが指先まで伝わります。

相手に触れたり、道具を持ったりすると、自分のバランスも変わり、全体としての中心が生まれます。
いくら動かそうとしても動かなかったものが、自分を通り道として両者の中心から動かせると、驚くほど楽に相手を転ばせられることを体験します。
相手や状況がどのように変わっても、中心をもって対応できる身体を創っていくために、稽古に参加しています。

そうした中心の感覚や身体の繋がりは、自得していくしか無いことを実感します。
稽古では毎回、注目する切り口や用いる道具が異なり、視点を変えながら取り組みます。
技を掛けているとき、力が入って固まっている場所や、意識が薄く働いていない場所に、手を加えてくださいます。
そうした様々な観点は、原理から派生して結果的に生まれるのであって、身体のベースは自分以外の誰にも創ることは出来ません。
自分が体感して初めて、師匠が、体験として、言葉として、文章として、錬功法として、あらゆる方法をもって伝えてくださっていたことに気付きます。




  comment(0)
 

 

中心とは その1

   2019年06月19日

 

どんな形状のものにも、バランスが取れる中心が一点あります。
ボールのような単純な形だと中心のイメージがしやすいですが、身体のように複雑な構造にも、それは当てはまります。
皮膚や筋や骨や内臓といった様々な組織を、形や重さや固さなど異なる性質を、全部含めたバランスです。
身体は、骨や筋で支えているのではなく、中心の動きに全体が自由に付いていく状態にあって初めて、釣り合いが取れます。

けれども、私達は日々の生活の中で、そうした釣り合いとは無関係な行動を積み重ね、身体をあちこち固めてしまっています。
その結果、身体の中心が、本来の位置からずれてしまいます。
「バランスを整える」ということは、現状の中心を本来の中心に一致させることだと考えます。
バランスの中心とは、体の釣り合いだけを指すのではなく、心の中心、呼吸の中心といった意味合いも含みます。

センタリング呼吸法』は、前後・左右・上下の振れ幅を中央に寄せていくことで、中心に近付けていきます。
心身の緊張が弛んで自然の流れに逆らわずに導かれていくとき、バランスは中心に納まっていきます。
それは、固定した一点ではなく、心身の移ろいや呼吸の行き来と共に、緊張したり弛緩したり、広がったり集まったり、変化し続けています。


  comment(0)
 

 

Copyright(c) 2019 Active Body Therapy PONO All Rights Reserved.