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PONOブログ

2017年7月

目に見えないもの その2

   2017年07月30日

 

そうした働きは、手に限ったものではなく、身体のあらゆる場所に見られます。
例えば、眼は「ものを見る」という受動的な役目をする感覚器と考えられていますが、目に見えない情報が出入りする通り道でもあることを学びます。
肺は、「酸素と二酸化炭素のガス交換」という役割だけでなく、呼吸によって身体の様々な働きと深く関わっていることを体感します。
空気の出入りに伴って肺が膨らんだり縮んだりするのと同様の感覚で、呼吸で全身を満たしたり、一箇所に集めたり、目指す経路に通したり出来ることを知ります。
合気道の稽古の中で、そうした身体に備わった働きを存分に発揮できると、自分でも驚くほど大きな力が生まれることを体験します。

東洋医学の経絡には、「肺経」や「大腸経」といったように、内臓と同じ名前が付いています。
正確には、江戸時代に蘭学が伝わった際に、日本語には無かった個々の臓器の名前を、それ以前から使用されていた経絡から転用して翻訳したという歴史があります。
経絡の名前は本来、内臓そのものの「形」を意味するのではなく、その「働き」によって付けられています。
例えば、肺経に滞りがある場合でも、必ずしも肺の実質に問題があるという訳ではなく、関係の深い働きに偏りが生じていると考えられます。
その働きは、肉体のみならず、感情や意識や取り巻く環境など、当人に携わるあらゆる要素を含みます。
いずれかの経絡が滞っていると、円滑な活動を妨げる原因になり、それが様々な症状として現れます。


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お盆休みのお知らせ

   2017年07月27日

 

8月13日・14日は休業日とさせて頂きます。

それ以外の日は、通常通りの営業となります。

よろしくお願いします。


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目に見えないもの その1

   2017年07月27日

 

現代の科学は、客観的に証明できる研究や実験を積み重ねることで発展してきました。
けれども、科学的な視点を通して見ているのは、世界の一面ではないかと思うことがあります。
私は、合気道や呼吸法の稽古を通して、「形」としては目に見えないものに触れ、その大切さを感じています。
これから数回に分けて、それらの一端を紹介させて頂きたいと思います。

合気道には、相手に自分の手首より上を掴まれた状態で、相手を転ばせる技があります。
握られている自分の腕の力を抜いて、相手から受けた力を返すとき、手に空中を掴むような動きが起こります。
形の上で見ると、実際に相手と接触していない手の動きは関係ないように思えますが、それによって技が効くか否かが左右されます。
技を受ける側の立場では、自分が相手の腕を掴んでいるはずなのに、まるで相手に掴まれているかのような印象を抱きます。
つまり、掴むという行為の本質は、実際に手の中に掴もうとする対象を握っているかという「形」ではなく、その動作に至る「働き」にあると言えます。
稽古を通じて、いくら「形」だけ真似ても、「働き」が伴っていなければ全く力が伝わらないことを、たびたび経験します。


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