凪
2019年11月01日 カテゴリー : 健康
生活の中で呼吸を観察していると、吸って・吐いての単純な繰り返しでは無いことに気付きます。
息を吸うときには身体に風が吹き込み、吐くと通り抜けて行きます。
それに合わせて身体に活力が満ちたり、弛んでいったりします。
体調や感情が揺れ動いているときには、荒れ模様になります。
緊張が強いと、完全に風が止まってしまっている場合もあります。
吸気と呼気の間には、凪(なぎ)の時間があり、穏やかに風がたなびいています。
動作に合わせて、状況に合わせて、息を吸うことも吐くことも出来ます。
細かい作業をしているとき、呼吸の振れ幅が小さくなるのは、鼻息で紙切れを飛ばさないための配慮だけではありません。
大きく息を吸っているときや吐いているとき、風は一方向に吹き、細かいコントロールが難しくなります。
息を吸って身体の帆を張り、凪いだ海に出るとき、最も集中力が高まり、自由度が増します。
呼吸の多様性を広げることは、きっと日々の活動を後押ししてくれます。
寒天好きの隠し通路
息昇沈
私が呼吸に伴う体感をまとめた記事です。
小難しい内容になっていますが、関心を持たれた方はお読みください。