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PONOブログ

   2018年08月03日 カテゴリー : お知らせ 

 

8月15日は、休業日とさせて頂きます。

他は、通常通り営業しております。

よろしくお願いします。


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   2018年07月13日 カテゴリー : 健康 

 

胸の高さまで来たら、肘を前に向けて腕を上げます。
頭の上で両手が合います。

そこから、手を開いて中指の先端を合わせ、伸びられるところまで伸ばします。
先に腕を伸ばしきらずに、お腹や胸と繋げて伸ばしていくことがポイントです。

再度、姿勢をキープしたまま息を吐いて、力を抜きます。
それから、腕をゆっくりと下ろして、孔雀の羽を広げていきましょう。

水平の高さで肩甲骨を寄せると、腕が背中側に引き寄せられて、後方の意識が広がります。

一番下まで下りたら、両手の中指を中央に向けるように更に寄せて、身体をピッと伸ばします。
視線は斜め上を向きます。

自分の身体が繋がった状態を味わったところで、「孔雀のポーズ」は一区切りです。
体幹をそのままにして、手を脚の上に置き、一息つきましょう。

手を胸の前で合わせると、始めの合掌に戻ります。
最初と比べてみると、姿勢が変わっていることを感じられるかも知れません。

何度か行なったら、立ち上がって自分の身体の変化をチェックしてみましょう。

身体が引き締まって、ニッコリ。

以上で、「孔雀のポーズ」の説明は終わりです。

全体の流れをまとめてみましたが、言葉と写真だけでは伝えられる情報に限界があります。
分かりにくい部分がありましたら、直接アドバイスさせて頂きますので、是非ご連絡ください。


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   2018年07月06日 カテゴリー : 健康 

 

「孔雀のポーズ」を行なう上で、重要なポイントが3つあります。

呼吸に合わせる
 常に呼吸を止めずに、深い呼吸のペースで動作を行います

身体を伸ばす
 姿勢を正して、身体のたわみが取れるポジションを取ります

脱力して弛める
 力を入れて形を作るのではなく、力を抜くことで生まれる動きを観察します

これらの要素は、先に紹介した「あくびをこらえる」に全て含まれています。
あくびが呼吸と関係していることは言うまでもありません。
体内の弦をピンと張れるポジションが取れて初めて、呼吸の響きを全身に伝えられます。
あくびと共に込み上がってくる緊張も、その後に訪れる弛緩も、普段に力を入れることで行なっている動作とは別物です。
「あくびをこらえる」が出来るかどうかは、「孔雀のポーズ」でこれらの条件を満たせているかを確認する基準にもなります。

それでは、遠くの一点に視点を置き、姿勢を正しましょう。

両手の手の平を合わせて、胸の前で合掌します。

この時、背中を伸ばして、肩甲骨を寄せます。
肘を前に出して、手首は引きます。
手は重みで前に倒して、両手の中央は少し膨らませておきましょう。

両側の肩甲骨を中央に寄せることで手を垂らし、そのまま腕の向きを回転させます。

肩甲骨がいっぱいまで寄り、胸が開きます。

聞き耳を立てているときのように、自然に首が伸びる感覚があれば上出来です。
姿勢をキープしたまま息を吐いて、力を抜きます。

次に、両手を上に上げていきます。


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   2018年06月30日 カテゴリー : 健康 

 

眠たいときや疲れているとき、誰でもあくびをします。
大きく息を吸い込むことでいったん緊張が高まり、その後、息を吐く中で弛緩が訪れます。
あくびは、心身の緊張を弛め、脳の活性化を図るために起きる生理作用と言われています。
そこで、あくびをすぐに終わらせずに、こらえることで、更にその効果を引き出してみましょう。
すると、体内の中央を込み上がってくる動きを感じられます。
そのときの「内部の感覚に意識を向ける」ということが、とても大切です。

あくびに限らず、私達は知らず知らずの内に、身体の内部を動かしています。
唾液を飲み込むとき、喉を順に締めています。
排尿や排便を我慢するとき、骨盤底が締まっています。
自分の身体の深い場所に目を向けていくことで、内部の働きを、より自発的にコントロールできるようになります。
体内を締める働きが衰えているとき、呼吸は栓が抜けて分散し、漏れた状態になっています。
そのままでは、呼吸の持つ素晴らしい力を活かすことが出来ません。

呼吸が中央に通ると、軸が生まれて、余分な緊張が抜け、バランスが安定します。
身体が伸びて引き締まり、姿勢が美しくなります。
「姿勢」というのは、見た目だけを指している訳ではありません。
頭蓋骨には脳や眼、肋骨には心臓や肺、骨盤には腸や子宮といった臓器を守るという働きもあります。
骨格のバランスが崩れると、体内の器官の働きも落ち、それらを繋ぐネットワークが乱れます。
また、大勢の人の前で話すなど、普段より緊張する場に立ったとき、自然に姿勢を正しているものです。
身体の張りと共に気持ちも引き締まり、それをキープすることが集中力に直結します。
体内の働きが満ちているからこそ、心身が繋がり、活動の元となる力が湧き上がります。
それは、自分の持つ能力を最大限に活かし、生き生きとした身体を保つ秘訣になります。

よく健康や美容に関する記事で、「アンチエイジング」の話題を目にしますが、私はその言葉があまり好きではありません。
まるで「加齢」が悪いことで、それに逆らうことを勧めるような印象を持ってしまうからです。
歳を取ることは、決して悪いことばかりではありません。
当然、加齢と共に身体の衰えがあり、出来なくなることはあります。
けれど、今まで感じられなかったことが感じられるようになったり、分からなかったことが分かるようになるという正の側面もあると思います。
成長する部分に目を向けず、衰えた部分だけを取り上げるのは、偏った見方であるように感じます。
私は、いくつになっても、その年齢での能力を発揮できれば、その年齢に応じた楽しみがあるのではないかと考えます。
生きている以上、バランスは変化し続けます。
ただ、バランスが中心から外れていく一方だと、歳を重ねるほどに大きな問題が起こってしまいます。
そのような時に、自然の流れに逆らうのではなく、現在のバランスを中央に近付けることで、好循環に変わっていきます。
「あくびをこらえる」は、自分の身体の中央に目を向ける一歩となります。

次回は、動作を加えることで、より積極的に身体を引き締める「孔雀のポーズ」を紹介します。


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   2018年06月22日 カテゴリー : 健康 

 

加齢と共に、様々な健康の悩みが起こりやすくなります。
特に多いのは、膝が痛む、腰がつらい、首や肩が凝る、といった訴えです。
けれども、誰もが同じようにそうした不調が生じるかと言えば、必ずしもそうではありません。
同じ年齢でも、元気に趣味を楽しんでいる方もいれば、痛みのためにやりたいことを我慢している方もおられます。
その違いは、一体どこにあるのでしょうか?

仕事柄、多くの方の身体を診せて頂いていますが、要因の一つとして挙げられるのは「中央を締める働き」です。
例えば、仰向きに寝たときに、足先が大きく開いていたり、O脚になっている方が多くおられます。
それは、脚だけの問題ではなく、体幹の内部を締める働きが衰えていることが関係します。
立って姿勢を診せて頂くと、背中が丸くなって、頭が前に出ていることも、よくあります。
背筋(せすじ)を伸ばそうと意識しても、背中の筋肉だけで姿勢をキープし続けることは難しくなります。
身体のバランスが崩れると、ふらついたり、転んだりしやすくなります。
さらに、喉が引っ掛かりやすくなったり、尿が漏れやすくなったりといった、様々な症状が現れます。
最近は、高齢者だけでなく若い世代でも、こうした状態に陥っている方が見受けられます。

締める力を高めるなら、内股や骨盤内の筋肉をトレーニングすれば良いのではないかと思う方もおられるかも知れません。
けれども、一部の筋肉を鍛えることは、全体のバランスを崩し、別の問題を引き起こす原因となります。
私達の身体の中央には、団子の串のように芯が通っています。

それは木のように固い棒ではなく、呼吸と共に、伸びたり縮んだり、締まったり弛んだりする、柔軟性を持った軸です。
頭や肋骨や骨盤の位置が真ん中から外れていれば、中央に芯を通すことは出来ません。
大切なのは、呼吸を通じて、全体のバランスを中央に近付けていくことです。
でも、いきなり身体の中央とか内側とか言われても何のことか分からない、という方がほとんどだと思います。
そうした感覚を養っていくために、「あくびをこらえる」ことが効果的です。


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   2018年06月08日 カテゴリー : 子育て 

 

この間は、子供を連れて海に行ってきました。

初めて間近で見る海に、手を叩いて感動していました。

新鮮な気持ちで触れれば、周りは不思議や驚きでいっぱいですね。

O


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   2018年05月17日 カテゴリー : 合気 

 

丹田は、動作の中心であると同時に、感覚の中心でもあります。
外部から自分に向けて情報が入ってくるということは、そこには流れが生じます。
ただ感覚を受け入れるだけなら一方通行ですが、その流れが呼吸と一致したものであれば、臨界点で方向が切り替わり、交流が起こります。
自分の都合を先行させず、お互いがぶつからないバランスを辿るように動くことが出来ると、結果的に合気の技になります。
「感じる」と「動く」の間の区別が無くなり、丹田で受け取ることで動きの生まれる身体を創れるように稽古しています。

丹田感覚は、武術だけに活かされる力ではなく、日常の生活においても大きな変化をもたらします。
現代の生活は、身体の上方にバランスが片寄りがちです。
日常で歩いたり身体を動かしたりすることは少なくなり、代わりに頭を使うことが増えます。
スマートフォンやパソコンを使っているとき、手先だけを酷使し、目には疲れが溜まります。
身の周りには情報が溢れ、関心が外へと向かい、自分の内への意識が薄れます。
身体の重心と同様、意識も上に上がっていると不安定になり、外界からの影響に振り回されやすくなります。

中心を取り戻せると、身体のバランスが取れ、全身を一体として動くことが出来ます。
それは動作の質を根本的に変え、自分のあらゆる行動に影響を及ぼします。
合気の技では、肩の力を抜いて相手の言い分を聞き、自分の中心を持ちながら、お互いがぶつからないように動きます。
そうした心持ちはそのまま、人間関係を円滑にすることにも通じるように思います。
常に自分の中に信頼できる中心が在ることは、周りがどのように移り変わっても、それに応じて生きていけるという安心感に繋がります。

丹田の感覚はすぐに生まれるものではなく、身体の外側の力が抜けていることが前提になります。
外側の力を抜くと、バランスを保つためにどこかに拠り所が必要になり、最終的に集約する場所が丹田ではないかと考えます。
力を抜くと言っても、何もせずに寝ていれば脱力できている訳ではありません。
人は、緊張と弛緩の釣り合いの中で力を発揮でき、本当の脱力を得られます。
座っているときも、立っているときも、運動しているときも、余分な力を抜くためには身体のバランスが大切になります。
様々に条件が変わっても、常にバランスを中央に近付けられるように、呼吸を基準として自分自身を見直します。
呼吸を観察することは、自分の内に目を向ける上での指針となります。

丹田は、それ自体の働きと共に、身体の感覚を深めていく過程に大きな意味があるような気がしています。
症状を改善するだけでなく、そうした身体の持つ素晴らしい力を感じて頂けるような、施術ができるようになりたいと思っています。


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   2018年05月11日 カテゴリー : 合気 

 

合気関連の記事で分かりにくい方もおられるかも知れませんので、「丹田」について書いてみたいと思います。

一般的に言われる丹田は、下腹部に位置するツボの名前を指します。
武術に限らず、多くの健康法や作法で重要視される場所ですが、どのように捉えるかによって動作の質は大きく変わります。
よく、動作の解説で「下腹部に力を込めて」とか、「腹圧を高めながら」といった表現を見かけます。
言葉通りに、腹筋に力を入れて腹部を固めてしまうと、それ以上は息を吸えなくなります。
実際に行なってみて、呼吸が通りにくくなる方法は、身体にとって不自然な動作だと考えます。

合気観照塾では、丹田を固定された点ではなく、「西江水」という捉え方でその働きを学んでいます。
稽古に参加し始めた頃、身体の力を発揮する上で骨盤の動きがいかに大切かを知り、そこを起点とするように動作を練習していました。
けれども、技を掛けておられる師匠の丹田を初めて触らせて頂いた時、もっと深いところから力が生まれていることに気付きました。
下腹部の奥に球のような存在を感じ、その働きが結果として骨盤など全身の動きに表れているように感じました。
それ以来、自分の身体の内部を意識しながら稽古するようになりました。

骨盤が締まるバランスで息を吐き、締めをキープしたまま息を吸って身体を張ることで、下腹部を充実させます。
そこから、さらに呼吸を吸い上げて、川の水が末端まで行き渡るように、四肢の先まで伝えます。
脱力して息を吐くことで、元の場所へ戻っていき、力は滞ることなく身体を循環します。
収束する中心を持ちながらも、一点に固執せずに、視野を全体に広げることの大切さを学びます。
丹田は、その時の身体のバランスに合わせて広がり、状況に応じて自由に変化できるようにしておくことが重要になります。
丹田の働きによって、自分の中心を保ったまま、相手の力を吸収して返したり、体勢を転じて受け流したり出来ます。
身体の中心に丹田が在り、身体の内側にその通り道が張り巡らされています。
「西江水」が働く身体が出来ていれば、全身のどこを押さえられたとしても、合気を掛けられるということになります。


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   2018年05月01日 カテゴリー : 合気 

 

【意念】

近付いてくる相手の距離感も含めて息を吐き、相手の後方の空間まで掬い上げるように息を吸う

相手の掴み手に対して、全体がふわっと膨らむように緊張させずに張り、真剣の鋭さを共存させて方向性を持たす

木刀を持っているときも、模擬刀や真剣をイメージすることで、伝わる力の細さや鋭さが変化する

能動的な動作や意識を先行させず、相手の中を観察する受動的な働きで、全体を把握しながら頚まで繋げる

指の先へ意識が通っていると、実際に触れていなくても、触れられているような感覚が伝わる

両目を寄せることで軸を細くして、後頭部で像を結ぶように目からも相手を吸い込む

相手に触れる前から吸い込んで力や意識の流れを作り、お互いの間で交流させることで相手に返す

相手の後方まで意識して息を吸い、イメージした通り道へ伝わるように、片足から反対側の手へと通して、遠くから力を伝達する

呼吸を相手の頚の向こう側まで通し、浮かせた両手から漏斗状に下ろすことで、中央へ集めて下まで落とす

中指で相手の瘂門の向こう側を突き刺して、その距離感を維持したまま、力を遠くから通して転ばせる

意念によって、後方の空間や地面の下まで呼吸の届く範囲を広げ、身体の幅より大きな落差を産み出す

身体を診る場合も、一ヶ所に拘らず、意識を広げて全体をうすらぼんやりと観ておく

頭の後ろに時計盤をイメージして、指定した時刻の方向に目を向けてもらうことで、目線や意識も手伝って繋がっていく

 

【総合】

石を置いても隙間から水が流れていくように、相手の止めようとする働き掛けにも逆らわず、新しい流れで動き続ければ結果として技になる

発想を固めずにその瞬間の感覚を受け取り、それに応じてどちらにも動くことができ、どこでも止められる身体を創っておく

芯を残したまま自分を弛め続けることで、最初から最後まで相手が力の入らない状態のまま崩す

相手をどうこうしようとせず、自分の力が抜けるようにセンタリングしている内に、相手の身体が繋がり、動けば崩せる状態まで導ける

相手と一致して初めて伸びる方向が現れ、どちらに転ばせるかは自分ではなく相手が決める

身勢が出来ると、物打ちに加えられた力が丹田と直結し、押されても引かれても、いつでも返せる

刀棒で相手の両腕に付け、一方から相手の中心に合わせ、その攻めを維持したまま、更にもう一方から入れる

どういう手技をするという形や、どう変えたいという欲を捨て、相手に合わせて自分を弛めていくことが施術になる

相手の後方から両肩に手を沿わせ、ただ相手の身体に起こっている揺れに付いていく

だんだんお互いの振動が増幅し合い、気持ち良く揺れながら、身体を弛めることが出来る

相手の持ち方によって入れるか抜くかは変わり、自分から働き掛けるのではなく、相手の働き掛けを受け入れ、その反作用で動く

そうした施術の風景も、主と客が入れ替われば、肩甲骨から相手に合気を通す技になる

先生の一人合気は、本当に相手が居るかのように技に掛かっておられた

自分の身体に合気が掛かっていく感覚があるからこそ、相手に合気を掛けられる

その時々の感覚と表れた結果の検証を積み重ねていくことで初めて、感性を深めていける

ゼロになったところから力を抜いたまま動ける方向に動くと、相手が転ぶ【技には形が無い】

 

 

今回、「稽古メモ」としてアップした記事は、今年の1月から4月の記録を元にしており、これでひとまず終了です。

また、メモが溜まってきたら、まとめてアップしたいと思います。

 


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   2018年04月28日 カテゴリー : 合気 

 

【体内操作】

片足を着いたところから、重心を前方に移動しながら股関節の圧を溜め、体幹の向きを合わせて、反対側の股関節をフリーにすることで引き寄せる

片側の股関節を解放することで、浮かせた脚と目線と体幹の向きを一致させて切り替え、蹴るのではなく交互に弛めることで前進する

下肢の陰経を後方へ移し替えて膀胱経へ繋げ、左右の経路を途切れることなく通していくことで歩く

両手を引き分けて自分の緩みを取ることで、相手の左右の手の内を取り、中心と繋がった瞬間を逃さずに進む

後頭骨を浮かせて頭部の高度を保ち、そこから下をプラプラにして、どこをどう持たれても自由に形を変えられる状態で待つ

複雑な形状のルービックキューブを解くように、両手でバランスを変えている内に、頚と繋がり、力が抜ける位置に来る

お互いが釣り合ったところから、弛めることで不均衡を作り出し、自分の自由度を高めながら相手を崩す

頚を伸ばして後頭部の一点を残したまま後は相手に預けるように力を抜き、自分の身体のバランスの変化に付いていく

肘や肩や胸の力を順に抜いて、相手とぶつかる場所を無くしていくことで、軸を細くして動く

背部を通して弛めた流れを下肢後面にまで繋げ、後方からの伸びで自分の体幹と相手を浮かせる

浮かせたところからずらして相手の重心を崩し、崖っぷちの位置から仙腸関節の切り返しで後押しして転ばせる

中心からの伸びを五指それぞれに時間差で伝え、回転する支点を変え続けることで相手を崩す

相手の弛んでいく流れに沿って、自分を弛め続けることで、どこもぶつからないように重みを地面まで落とす

下肢の張りと、上肢の引き分けを一致させて、両手と刀との間の緩みを取って一体としておく

木刀の柄を思い切り握ったところから、手の平の皮膚が自由に動かせるように弛め、横隔膜より上の高さで構える

体幹の動きを、手では無く、肘でコントロールしながら廻刀し、常に両肘の関係性を保ちながら動く

刀を当てて終わりではなく、廻刀して下ろした刀が、身体の伸びによって相手の中心に伝わる一点に付けられるように稽古する

真っ直ぐ構えていても、相手の持ち手に沿って弛めていくことで、刀の傾く流れが起こり、捩り込みの動きが自然に生まれることを感じられた

相手の手の内に逆らわずに弛めていくことで刃筋が生じ、そのまま進むと相手を転ばせられることを体験できた


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