隙間
2019年10月17日 カテゴリー : 健康
何か運動をするとき、動作をしているという実感を求めてしまうことがあります。
筋力トレーニングすると特定の筋肉に疲労が溜まり、ストレッチをすると特定の筋肉が伸びている感覚があります。
それは、全体のバランスという観点から見ると、偏りが生じたという捉え方も出来ます。
骨と骨の間にも、骨と筋の間にも、筋と筋の間にも、筋と皮膚の間にも隙間があります。
繋がって動けたときには、力がどこにもぶつからずに隙間を通り抜け、身体はバランスを変えていきます。
合気の稽古でも、拍子抜けするくらい楽に相手を転ばせられる時があります。
実感があるということは、そこで力が滞っているということでもあります。
日常の動作でいかに実感を減らし、感覚を高めていくかを課題にしています。
←「身体の内と外 その2」前の記事へ 次の記事へ「イメージ」→