医療の現場 その1
2017年01月30日 カテゴリー : 健康
私は、接骨院と整形外科で働いた経験があり、その両面から見た医療の現場について書いてみたいと思います。
少し文章が長くなりそうなので、何回かに分けて掲載します。
接骨院で働いていると、「ケガをして整形外科を受診したけど、ちゃんと体を診てもらえなかった」「病院で勧められて手術をしたけど却って不自由になった」という不満を聞きます。
整形外科では、「接骨院でこんな施術をされて痛くなった」とか「治療院に長い間通っていたけど、結局変わらなかった」といった声を耳にします。
当然ながら、それぞれの診療所や治療院によって評価は様々で、そうした意見は来院されている患者さんの内のごく一部の感想です。
けれども、その患者さんにとっては、経験した印象が全てになってしまうこともあります。
人体についてここまで解明された、難病の治療法が見つかったと、医学の発達に関するニュースがたびたび話題になります。
それにも関わらず、身の回りでこれだけ医療に対する不満の声を耳にするのは、なぜなのか考えることがあります。