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『究極の身体』

   2019年04月25日 カテゴリー : 書籍, 骨盤 

 


『究極の身体』 高岡 英夫・著より引用させて頂きます。

 この仙腸関節があるからこそ、魚類の時代から持ってきた本来の背骨の自由な働きが損なわれず、後で解説する豊かで奥深い”究極の身体”の運動が可能になるのです。
本当に感動するほど人間の身体というのは良くできているのです。
まさに神様にしか創れない身体です。

 しかし、自由というのはいい方向にも悪い方向にも転がる可能性を秘めています。
人間の身体で言えば、まずこの仙腸関節が代表格です。
人間、赤ちゃんの時は誰でもこの仙腸関節が関節として自由に動かせる状態になっていて、左右の腸骨と仙骨は確実に分かれています。
でも身体をより安定させる方向を選んで、仙腸関節付近の筋肉を固めてしまうと、左右の腸骨と仙骨が一体化し、まるでひとつの骨のようになってしまいます
もちろん骨格の構造としては大人になっても腸骨と仙骨は別の骨なので、大人でも仙腸関節の柔らかい人たちが少数ですが存在します。
いわゆる天才・達人・名人といわれる”究極の身体”に近い人々は、仙腸関節が柔らかい人たちなのです。
逆に言えば、仙腸関節が固まったと言っても骨化したわけではないので、誰にでも”究極の身体”になるチャンスは残っているということです
つまり仙腸関節の柔軟性が、凡人と達人の最初の分かれ目になるということです。

(引用終了)

私は鍼灸の資格を取るとき、解剖学で骨盤の構造を学んでいましたが、どうやって動かすのかを考えもしませんでした。
合気の稽古を通して、骨盤の動きを意識するようになり、動作における仙腸関節の働きの大切さに気付きました。

仙腸関節を自由に動かせるようになる時間や可動域は個人差がありますが、誰でも出来るようになります。
そして、それはあらゆる動作を根本的に変えてくれます。





 

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