緊張と弛緩
2019年12月11日 カテゴリー : 健康
私達の身体は、いつも緊張と弛緩を繰り返しています。
息を吸うと力が満ちて張りが生まれ、吐くと弛んでいきます。
身体に深く呼吸が入るほど、大きな脱力が得られ、それが次の呼吸に繋がっていきます。
けれども、日々の活動で、緊張することがメインになってしまうことがよくあります。
忙しく身体を動かしていたり、休む暇もなく頭を使っていたりすると、心身が弛む間もありません。
呼吸との間のズレは、一日や一週間や一ヶ月といった長いスパンで見たときのリズムに反映されます。
弛緩よりも緊張の割合が高くなると、いつしか緊張している状態が当たり前になってしまいます。
動作を呼吸に合わせることは、身体が安らぐ時間を作ってくれます。
お茶を飲むときに湯呑みを持ったり置いたり、歩くとき脚を上げたり下ろしたりする間にも、緊張と弛緩があります。
そうした何気ない動作を呼吸に合わせてゆっくりと行なってみることで、いつもよりも力が抜けたり丁寧に動けたりします。
呼吸に目を向けながら、弛める時間を大切に過ごしていきたいものです。