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呼吸と動作 その1

   2019年04月04日 カテゴリー : 合気 

 

合気の稽古では、いかに力を抜いたまま動けるかを意識して動作をしています。
最近の体感をまとめておこうと思います。

動力は、筋力では無く、呼吸によって起こります。
骨盤を立てて、骨盤腔と下腹部で形成される球形の空間に、呼吸を入れます。
実際に空気が入るわけではありませんが、体幹の深層の筋が骨盤を内側から締めると呼吸で外に膨らむ力と拮抗して、内圧が高まります。 
下方向には脚が伸びて足底の圧が高まり、上方向には骨盤をさらに丸める働きが起こります。
腸骨が傾くと仙骨がキーストーンとなり、骨盤と脊柱の連結を高め、腰が入ります。

全方位から均等に高められた圧は中心で上下への伸びに変わり、体幹の中央に細い通り道が出来ます。
下腹部の内圧が上下のどちらに向かうかは、横隔膜によってコントロールされます。
肋骨を締めながら息を吸い上げると、腹腔と胸腔の圧力の配分が変わります。
灯油を汲み上げるポンプのように、腹腔内圧の変化によって下肢の内側から上がってくる流れが体幹の中央に合流します。





 

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