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稽古メモ その4

   2018年09月21日 カテゴリー : 合気 

 

今年4月から8月までの合気の稽古の記録をまとめてみました。
今回は、「呼吸」と関連の深い内容を掲載します。

 

【呼吸】

吸い込みながら恥骨を締めて、締めをキープしながら大腿部を張り、呼吸で臀部を浮かせる

会陰の締めが薄筋と繋がるバランスで吸って、頚が伸び後頭下筋が働く方向に吸い上げる

肋骨を締めながら呼吸を中央に通すことで、下肢内側からの吸い上げを上肢の伸びに繋げて、相手に入れる

左右の肋骨を操作して、焦点を相手の中央に合わせ、体内で呼吸を丸く動かして、相手を大きく崩す

相手の両側からの攻めを漏斗状に吸い込んで中心に集め、その細さを保ったまま吸い上げて鋭さを生み出す

労宮で吸い込みながら、五指を均一に張って、手背側の意識を呼吸の広がりと一致させる

身体背側を呼吸で広げて手背の意識を保ち、上肢前面や腹筋を縮めずに動く

後方の意識を保ったまま中央で吸い上げると、頚が伸びて頭が浮き、骨盤の動きを指先まで伝えられる

指先から力を通して相手の向こう側まで突き刺し、労宮の向きを相手の中心に合わせ、入れながら吸い込む

吸い込みと共に労宮が深まって会陰が締まり、指先の伸びと共に会陰が引き上がり、常に労宮と会陰の動きが連動する

脱力と呼吸の伸びによって手首を決めて五指を集め、自分の身体がたわまないように張ることで、相手と繋げたまま動く

呼吸で張って接点を一致させても手の形は固定せず、刻々と変化するバランスに応じて自由に動かせるようにしておく

相手が押してくる分だけ軸で攻め、閉じてくる分だけ張り、相手の負荷に逆らわず呼吸とバランスで釣り合いを取る

相手に持たれたバランスで息を吸って接点を一致させ、その位置を留めたまま弛めて落とせる前提を作る

肩甲骨と鎖骨が一致して浮く方向に吸い上げ、肘が浮いたまま手首が決まるバランスで弛める

相手の刀に当たる直前で吸い込み、肩を弛めることで付け、吐きながら相手に入れて崩す

呼吸を吸える方向へ吸い上げ、吐ける方向へ弛めることによって落ちる場所が決まり、峰と谷の感覚が生まれる

寸止めから相手に触れたときには吸って吸って弛めるところまで済ませ、落ちるラインに意識を付けておく

呼吸に伴う全身のうねりを、相手に掴まれた手首の点に反映させて、わずかな動きで大きく崩す

相手が両肩に体重を乗せてきても、高まった丹田の感覚が広がるように息を吸えば、勝手に力が返って行く

相手に姿勢が崩れる固め方をされても、いったん脱力してそこから呼吸で立ち上げられると、立場が逆転する

五分五分から吸い上げて相手を浮かせ、自分が脱力した瞬間に、相手が崩れ始めて通る道が生まれる

相手を自分に対する抵抗とせずに、そのバランスの中で、呼吸に伴う緊張と弛緩が自然に起きるほうへ進む


 

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